介護施設における食事ケア!生きる喜びにつなげるには?

喜びにつなげる食事ケア

食べることは命をつなぐことであり、毎日の生活そのものでしょう。食事をおいしく感じることができれば、楽しみや喜びが生まれ、生きるエネルギーの源にもなります。介護施設などで生活する高齢者一人ひとりが暮らしのリズムを営むことができ、生きる喜びにつなげられるように、食事ケアを工夫することは必要とされています。食べることを楽しみにしている高齢者は多く、食事により刺激される五感は、その人の歩んできた時代の背景や過ごしてきた生活状況、食習慣や食文化など多方面から由来します。そのため、これまでの生活などを参考に、本人が望む食生活の支援を施設でも行っていくことが大事でしょう。

自律したくらしに焦点をあてる

現在、介護する側の業務優先で入居者の日常生活をシステム化している施設は多く、入居者が自分の好きなように一日を過ごし、自律した暮らしを支援している介護施設は少ないものです。しかし、食事には個人の嗜好やニーズがあり、楽しみや満足を生み出す要素があるもので、入居者一人ひとりの自律した暮らしに焦点をあてて食事ケアのポイントを考えていくことが大事でしょう。その人の1日24時間の暮らしを食を中心に展開させて考察してみましょう。朝起床してから夜就寝するまでの時間を活動生活と休養生活にわけ、1日を満足して楽しく過ごすことで安心した就寝につながり健やかな安眠、そして翌日の覚醒につながり生活が安定するでしょう。

介護職の専門性と食事ケア

楽しみにしている食べることがエネルギーとなり、その人の1日の生活である暮らしのリズムがつくられます。自律した生き方と食事の関係は直結しているといえるでしょう。自分の意志で食べたいと思うエネルギーが楽しみや喜びを生む、本人の自律につながります。人の生きることを支えるのが介護職の専門性です。食事ケアはそのエネルギーを生み出すもっとも大切なケアであるため、システム化せずに介護施設内の食事ケアについて再度検討していくことが重要です。また、その時に家族や他職種とも協働しながら支援していきましょう。

介護の派遣業務では、高齢者の入浴、排泄、食事援助などのお手伝いを行い、未経験者でも勤めることができます。